私の仕事じゃありません、の愚

お客様の会社で、社長が「これお願い」とぽっと渡した書類をみて、
パートの事務員さんが「これ、私の仕事じゃありません」と言って突っ返したという話を聞きました。

社長さんは「本当に全く参った、こっちが気をつかうようだよ…苦笑」と。

少しパートさんの言い分をかみ砕いてみたら、
「私が担当している仕事ではなく、この書類をいつも作成しているのはAさんなので…」という意味だったのかな?
(社長、依頼する人私じゃないですよ的な?)
もしかしたら、いつも担当していない仕事なので、やり方がわからなかったのかな?とも考えられます。

 
コミュニケーションがとても大事ですし、その場でその会話を聞いていないので
私はなんともジャッジできないのですが…

 
基本、「私の仕事じゃありません」は愚かだと思っています。

 
例えば、私もお客様から社会保険などの質問をされることがあります。
お客様にとって、これは税理士さん、これは社労士さん、という区分はなかなか難しく、要は丸ッと会社の「お困りごと」なのです。

 

困っているから聞いてるんです。

 
ここで私が「いや、社会保険の事は社労士さんの範囲なので」と回答したらどうでしょうか?
まず、聞いたお客さまは
「わからないから聞いているのに」
「そんなこと言われてもうちは社労士さんと契約していないから聞いているのに。」
「変な質問して、恥ずかし想いをしてしまった」
など、どちらにしてもいい気持ちにはなりません。

 

だからといって、私がネットで調べたり、適当に答えてはお客さまのリスクにもなる可能性もありますし、私の無責任な仕事になってしまいます。
基本は社労士さんの範囲というのが正解だと思います。

 

でもそこに「応えよう」という気持ちがあれば、自分のわかる範囲で答えたり、調べたり、提携の社労士さんに連絡して教えてもらったり、ご紹介したり…と。

 

とりあえず、スルーするということは絶対にないと思います。
お客さまと自分がいて、そこから社労士さんなり、社内だったら誰ができるスタッフに協力を依頼したりと あくまで「お客様と自分」です。
ご紹介したら、その後のフォローとお客さまの安心につながっているかを確認してから手を離す。

 
基本的なことなのにできてない人が多い。
社内の仕事も同じことが言えます。
総務部、営業部、製造部などなど、、、、
社員、パート、アルバイト、派遣社員、、、

 

色々な狭間で同じようなことって多いなと思います。

 
ちなみに私は「自分の仕事ではないので」と言った人とは二度と仕事をお願いしません。
社内でも、社外でも。
私、そう言う人大っ嫌いだから~

心で思うようになる

今期の当社の輪読会の書籍は、稲盛氏の京セラフィロソフィという本です。
本日のテーマは心。
心を高めることが、人生の目的であり。汚れた心で願ったことは、悪い結果に。
清い心で願ったことは、良い結果に。

しかし、結果としてでてくるそのスパンはとても長く。
また、誰にも負けない努力をしないと願いは成就しないともありました。

 
自分の人生も振り返ってみるとすべて自分が思ったようになったなと
思い当たることばかり。
良いことも悪いことも、すべて自分の心が招いたというのは本当に納得できます。

 
また心の質というものがあるなら、自分の心の質以上に良い人生は送れないとも思います。

 
常に自分に正直であり、自分を見つめられるような心のあり方で
仕事もプライベートも過ごして生きたいとあらためて思いました。
清い心からは随分遠いのですが、できていないことを認め、反省反省しながら過ごすこと。
それが人生のベクトルを良い方向に向ける大切なことだと思います。

本気から狂気へ。狂気から殺気へ。

少し前に当社の朝礼で社員が当番制で行う3分間スピーチで、後輩が言っていた面白い言葉です。
人間は何かに取り組む際に「本気」の状態と、本気からまだまだ先に狂気の状態、その先には殺気を感じる状態があるということです。

本気で取り組む状態、これは自分自身でも過去に経験したように思います。
その中でも一時的な案件に狂気を持って取り組んだと自信を持っては言えないですが、
思い当たることがいくつかあります。
しかし、アベレージで言ったら、まだまだ本気の中に自分はいる。
まだまだ「あいつは狂っている」と人から言われるほどの想いをもって、事にあたることは少ないと思います。
殺気だった自分というものなんて自分自身で想像すらできません。

多くの経営者の方をみても、日々の仕事も忙しく、心のどこかで「今日と同じ明日がある」と潜在的に思っている。
真の危機感を持っている、「社長、本気だ」と社員にも思われるような方はごく一部です。

過去に狂気というか、殺気のレベルの経営者の方に出会ったことは1回限りです。
(1人だけなのでの狂気と殺気の境目がわかりません)
他の人の3日が自分の一日なんだと言っていました。
恐ろしいタイムマネージメントなのに、そこに膨大な量と驚きの質の高い案件を抱えながらもどんどん突き進む。
仕事を食べて生きているような人でした。
基本こちらの話は聞きません(笑)

この方に出会った時、「こんな人にはなれない」と正直思いましたが。

 
凡人の自分でも常に本気と狂気の境目くらいでは仕事をしていたいと思います。

「仕事のやりがい」ってなんだ?

憂鬱でなければというのは見城さんの有名な言葉で、私が壁にぶち当たった時に、
自分で自分に言い聞かせている言葉です(笑)

一方で仕事の「やりがい」なんて言葉もよく聞かれます。
自分自身でなくでも管理職の方や社長がどのように社員にやりがいをもって働いてもらうか?
ビジネス雑誌もでよくテーマになっていますね。
「本当に自分に向いているか?」という話も実際によく聞きます。
憂鬱に感じるようでは、「やりがい」や「自分に向いている」ということとかけ離れているように思いますが、
そこまで仕事をやり切った人がいう言葉と思うと納得できます。
結果を出すまで諦めずに努力する。
「憂鬱でなければ仕事じゃない」「苦しくなければ努力じゃない」という言葉が意味することは、
つらくて憂鬱な仕事をやり切った時、結果が必ず表れることだと思います。

そうなってくると簡単に「やりがいのある仕事です!」なんて爽やかに言えないですね・・・。
実は、仕事の中でやりがいを感じることはほんのわずかな瞬間です。
その手前には、沢山憂鬱になりながら苦しむ時間があるものです。
でも一度、この瞬間を味わったら、もう住む世界が変わるのです。
最近、やっとこのレベルの入り口に立てたかなと思えるようになりました。
でも、まだ入り口。

まだまだやらなければと思う今日この頃です。

自由と責任について息子達に話しました。

3年生と1年生になった息子達は最近要望が多々あります。
お小遣い制を。
学童に行きたくない。
もっと友達と遊びたい。
内容は可愛いものですが、ママの目の届く範囲から飛び出したくて仕方ない。
喜ばしいこと。

でも、自由や権利には責任や信頼、覚悟が必要です。
お小遣いを貰いたいならきちんと管理して残高が毎月お財布とあっているか。
学童に行かず、放課後を自由にしたいなら、やるべきこと、自分の決めたことを自分でしっかり律することができるか。

信頼貯金。

この言葉が息子達には響いたようです。
何年生だから、お小遣いをあげるわけじゃない。
何歳だから、大人なわけではないんだよ。

大人になるということは、自由や権利を主張できることも多いけど、その分周りの人に信頼されて、あなたならと言われることを増やすことだよと。

大人になっても。
権利や自由ばかりを主張して、大事なことをどっかにやっている社員、沢山いますね。
会社の環境や上司の批判をすることは簡単です。
私も上司に異議を唱えることは多々あります。
でも、唱えた分だけ、それでも上司が決めたことには、覚悟をもって、
最前線で特攻しようと思っています。

基本、社員は責任取れないです。
責任を取れるのは社長だけです。
それを謙虚にお腹に落として、やり切る覚悟を持つ。
会社から与えられた舞台に感謝すると同時に踊るのは社員だと、私も一社員として思います。

なのに、責任とって辞めますなんてセリフ聞くと、なんの責任じゃー!給料返金しろー!とお客様の会社なのにイラッとしますね(笑)
自由と責任。
私も人より沢山、わがままな決断をしてきたと思います。
自由も山盛り求めています。

だから、覚悟と責任があります。
自戒の意味も込めて。

会社で一番偉いのは誰か?

会社で一番偉い人は誰でしょうか?
なぞかけではありません(笑)

最近はどこの会社も人材不足で採用にも苦労しているようです。
なかなか若い人が定着しない、人事コンサルを中小企業で導入して、
人事制度だと評価制度や福利厚生を充実させたりする企業も多くなったように思います。
どこも人不足ですから、中途採用も多く、転職しようと思っても次の職場が簡単に見つかります。

離職率が高いと採用コストもかかりますし、せっかく1年かけて育てた社員が
またゼロから教育しなければいけないと思うととてつもない喪失感です。
お客様から退職希望の社員を引き留めてほしいと言われることも多くなりました。
引き留める上で、色々と不満なども聞いてもらってフィードバックを求めれます。

管理職の方は自分の部下に退職者が多いと自分の評価も下がるのか、
「部下を育てるコーチング」
「組織術」
「モチベーションをあげるコミュニケーション」
そんな雑誌のテーマもあり、40代50代の方の部下教育の悩みの深さも感じます。

いつからか、社長が社員に気を使い、
社員が若手新入社員に気を使う。
もう誰が社長かわかりません(笑)

ここからはテーマ戻って個人的な考えですが。
会社で一番偉いのは社長です。
社員からしたら計り知れないリスクを背負っています。
売上がさがっても社員に給料を払います。
できないな、この社員…と思っても、簡単にクビにできません。
そして、自分も簡単に辞められません。
リスクと責任があるから社長が偉くて当然です。
中には自覚がない方もいるかもしれませんが、本人が自覚しているかどうかは全く別で、
来るべき時がきたら、それは「認識していなかった」なんて言ってられないのが社長です。
ワンマンでいいと思います。
もっと威張っていいと思います。
「社員のおかげで…」なんて心の中でこっそり思うか、飲んだ時にでもぽろっというか。
そもそも、スローガンか?誰へのアピールだ?と思うくらいに声高にいう社長は信じられませんね。

有名なココイチの創業者の方がセミナーで、
「社長が全力で最前線でやれば、経営は絶対にうまく行く。
そうすれば2割の社員がついてくる!」とおしゃっていたそうです。
え?2割?(笑)と思わず、突込みを入れたくなりますが、これが真実です。
社長、会社で一番偉いのはあなたです。

あの会社はなぜ儲かるのか

数字がわからなければ、儲かっているかどうか判断が難しい。

事業や社員に投資して、そのリターンで会社が儲かる。儲かるから社員にもまた投資できる。
経営は消費ではなく投資だから、やはり数字がわからないと成り立たない。
消費だったら、これくらいカネがある中からこれくらい使ったというドンブリ勘定でいいじゃない!ということになる。

これが経営のシンプルな形なのではないかと思います。

数字が苦手だという経営者は、極論、無責任だとセミナー等でも言っています。
言葉があまりよくないのですが…。
そういう会社に限って銀行借入が多い。
「俺が保証人になってるんだ」とか、工場担保に入れてんだとか。
そもそも借入に対して不動産の担保価値なんて下がる一方で。
全部売って綺麗に借金返せる会社の方が稀なケースだと現場出てればわかること。
そうなれば、その補填は巡り巡って私たちの税金からとなる。

もはや、会社のカネは俺のカネ思想は崩壊しているのが今の中小企業経営とも言えます。
株主や銀行から資金を集め、モノやヒトに投資して行く。
投資に対して利益がでるので、また新たな投資ができる。

それが経営だから、やはり数字は必須だと思うのです。

一強多弱の世の中へ

先日、これからの税理士業界の展望として
「一強多弱」というキーワードに出会いました。

今後、私たちの業界に忍び寄る2つの問題。

まず、人の問題が挙げられます。実際に税理士受験数は年々減少していて、
若手職員が姿を消すような事務所も多く、業界就職合同説明会は
求職者よりもリクルーターのほうが多いような状況です。

もう一つはお客様の問題です。
数年前から続いていて、現状少し原点回帰のようになっていますが、
相変わらず、開業間もない若手税理士先生の低価格営業は続いています。

この2つから価格競争と人材不足による「サービス品質低下」が現実のものに
なっている。そんな記事でした。

しかしながら「価格重視」「品質重視」色々なニーズのお客様がいらっしゃるのも事実。
このことから、カテゴリーと地域によっての「一強多弱」ということがますます私達会計業界において進んでいくと思います。

 
同じような現象が他の業界にも言えるのではないでしょうか?
どんな業界でも価格競争という時期は避けては通れず、
インターネットの普及で情報も簡単に入手し、お客様は比較検討できるようになりました。
価格を下げるということは、誰でも簡単に1番真似しやすい営業戦略だからです。

また、日本の人口構成をみても若者不足は特定の業界というレベルの問題ではありません。
この中で一強になるために、私たちは何をしなければならないのか?

・簡単に他でまねできないこと
・誰もチャレンジしていないこと

ということが私の自分の仕事についての答えです。
会計業界は会計ソフトも優秀で、クラウドなどの進化によって、もはや経理そのものがいらない時代になりつつあります。
処理をするだけでは、誰でもできます。値段を下げることもすぐできます。

「中小企業 2030年消滅?」

日本経済新聞の記事にこんな見出しがありました。

記事の冒頭には、東京五輪が遠い思い出になった2030年の日本という
設定で、80代になった団塊の世代の経営者達の会話から始まる。

中小企業のうち従業員数20名以下の事業者が、2014年までの2年間で廃業が開業を
17万社上回った。
また民間調査によると、休業や廃業、解散をした企業のうち半数近くの経営者が70代。

中小企業庁が経営者の年代別の人数を調べたところ、2015年のピークは66歳。
1995年は47歳だったため、毎年ほぼ1歳ずつ上昇している。

2030年には、80歳に届く計算。

この記事の最後は、「中小企業を消滅の危機から救うのは時間との戦いになる」と締めくくられている。
この記事を読んで、他人ごとというか、自分はまだ40代、50代だからと思う経営者はいらっしゃるだろうか?

会社は最後、
・継がせるか
・売るか
・辞めるか

この3つの方法しかない、もちろん魅力的な事業でなければ、
誰も継いでくれないし、売れるわけもない。

また多くの経営者が辞めようと思ったときにのしかかる問題は「銀行の借入金」。
会社を清算して、借り入れをきれいに返済できる会社は少ない。

事業承継、M&A、ソフトランディング…。

最近はこんな仕事がとても増えている。

とても他人ごととは思えない記事でした。

ビジネスとは儲けることである

ビジネスとは儲けることである。
儲かるからこそ面白いのだ。
どんなにきれいごとを言おうと、儲からなくては商売をする理由がない。
売れないとか、景気が悪いからと言って嘆く人は、はっきり言って商人の資格がないと私は思う。
ビジネスの世界は面白い。

ちょっと別件でネタがほしくて「経営者の名言」とネット検索をしたら、
藤田田氏のこの言葉に出会いました。

一読してとても好きな言葉になりました。
世の中の景気を自分の会社の業績悪化の言い訳にするならば、
社長はあなたでなくてもいいということになります。

社員にしても
「この会社にいるから成長できない」
なんて言ったら、同じこと。
そのポジションにいるのは、あなたでなくてもいいと自分で言っているようなもの。
成長するのは自分次第。

藤田田氏の名言に添えて(笑)

「仕事とは稼ぐこと」
給料は安くてもいい。やりがいのある仕事をしたい。
世の中に役に立つ仕事をしたい。
そんなあまっちょろいことは言わずに。

やりがいがあって、役に立つ仕事なら堂々と稼げるはずです。

ということでもっとがつがつ自分の給料を上げていくことに
執着しようと思いました。